宅建士ってどんな資格?試験内容は?

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悩む人

宅建士って人気の資格だけどどんな資格なんだろう?
試験の内容など知りたいなぁ

宅建士になるにはどうしたらいいのか?

どのような業務ができるのか試験の内容などをこれから受験を考えてる人に、宅建士のイメージが何となくの人に!

お役に立てれば幸いです。

目次

宅建士とは?

毎年約20万人以上の人が受験する人気資格でその内の約3万人が合格しています。

合格率は15%~17%位。

サラリーマンや主婦、学生など様々な人が受験でき年齢や学歴に関係なく誰でも受験できる国家資格です。

宅建士とは、不動産取引を行う上で専門知識を有する者で不動産のスペシャリストです。

法改正によって、2015年4月1日からそれまでの「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」に資格名が変更されました。士(さむらい)業の仲間入りをしました。

夢のマイホームを購入する事は一生に一度の大きな買い物です。それだけ高額な取引になります。

知識の少ない購入者に不測の損害が起こらぬように宅建士は公正な取引をしなければなりません。

とても責任重大な仕事ですね!

宅建士しか出来ない業務

家を購入する、借りる家の状態などその家の取り扱い説明書のようなものをきちんと購入する人、借りる人に説明しないといけません。(法第35条 重要事項の説明)

トラブルを防ぐために分かりやすく十分な説明をします。

重要事項説明書、契約書に記名押印をする。

また、宅地建物取引業者は従業員の5人に1人以上の割合で宅建士を置かなければいけない。

宅建士しか出来ない業務3つ

  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書(35条書面)へ記名、押印
  • 契約書(35条書面)へ記名、押印

合格しただけでは宅建士ではない

宅建士とは、都道府県知事が行う資格試験に合格し資格登録後に宅建士証を受けた者と規定されています。

なので合格しただけでは宅建士と呼べないので注意が必要。

試験について

試験について詳しく知りたい方は一般社団法人 不動産適正取引推進機構

試験内容

  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  • 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  • 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  • 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  • 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  • 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  • 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。
出典 一般財団法人不動産適正取引推進機構

試験の内容は大きく分けて4科目です。

宅建業法」権利関係(民法)」「法令上の制限」「税・その他

試験形式は50問で1問1点です。四肢択一のマークシート方式

ただし登録講習者は45問になります。

宅地建物取引業で働いてるのであれば5問免除はアドバンテージになるので登録講習を受講しておいて損はないと思います。

5問免除は「税・その他」のその他に該当する部分です。問題46~50の5問が正解になります。

関連記事>>宅建5問免除はずるい?メリットとデメリット

試験対策

宅建業法は50問中20問出題されるのでパーフェクトを狙う気持ちで!

免許 宅建業を営むための免許、宅建士の免許と混同しがちなので注意。

重要事項説明書 売主、借主に契約の前に説明する。

37条書面(契約書) 契約書のこと。重要事項説明書と混同しがちなので注意。

自ら売主制限(8種規制消費者保護のための8つの規制。業者間取引では適用されない。

権利関係は50問中14問出題!暗記ではなく理解が大切

民法 意思表示、代理、抵当権、相続など。

借地借家法 土地、建物を借りる人のための保護。

区分所有法 分譲マンションの集会や決議など。

不動産登記法 不動産の登記に関する法律。

法令上の制限は50問中8問出題!数字を正確に憶えよう

都市計画法 街づくりのルール。

国土利用計画法 地価の高騰を抑制、合理的な土地利用。

農地法 農地を守る。食料を守る。

建築基準法 建築物の敷地、設備、構造、用途の最低基準を定めている。

土地区画整理法 住みやすい区画整理した街。

宅地造成等規制法 がけ崩れや土砂災害の防止。

税・その他は50問中8問出題!あまり時間をかけずに短期集中で

不動産鑑定評価と地下公示法 不動産の適正な価格。

税法 不動産の様々な税金。

住宅金融支援機構法 証券化支援業務、貸付業務。

土地・建物 土地や建物の知識。

フーラー

試験は「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」の4つの科目から出題されます。宅建試験は範囲が広いので計画的に学習しましょう!

関連記事>>宅建独学で一発合格する7つのコツ

宅建士になるには?

実務経験が2年以上必要

宅建士になるには宅建業で実務経験が2年以上もしくは国土交通大臣の登録を受けた講習機関での登録実務講習を終了していることが条件となっています。

名前が登録講習(5問免除)と似ていて間違えそうですが。

登録実務講習は①通信講座→スクーリング(演習)→修了試験

通信講座の期間はおよそ1ヵ月。

スクーリングは1日または2日。

私も登録実務講習を受けてきました。

講師の生の話が聞けて実務に役立つスクーリングですが、2年以上の実務経験を2日で習得するのはかなりハードでした。

最終日の最後の時間に試験があります。

ちゃんと聞いていれば合格できる試験と言われている試験ですが、私は少し難しく感じました。(汗)

こちらも参考になれば幸いです。

5年ごとに更新する必要がある

宅建士証は5年ごとに更新する必要があります。

その時に受ける講習が法定講習です。

法改正などで新たな知識をインプットしないといけなんですね。

また、試験に合格して1年を超えてて宅建士証が必要になった時の場合も法定講習を受けなければなりません。

宅建の講習は似たような名前が多くて間違えそうになりますね。

宅建士と相性のいい資格

宅建士と相性のよい資格は不動産鑑定士マンション管理士管理業務主任者賃貸不動産経営管理士ファイナンシャルプランナー行政書士などなど。

自分のビジネスに合う資格を取得して宅建とダブルライセンスを目指すとスキルアップできるでしょう。

資格取得によってお給料アップ、資格手当がついたりと励みになることでしょう。

また、就職や転職にも企業にアピールでき有利になります。

私は不動産会社で働いていて賃貸の管理をしているので「賃貸不動産経営管理士」を宅建の後に取得しました。実務でとても役立つ事が多くて取得して良かったなぁと思いました。

まとめ

宅建士ってどんな資格かイメージできましたでしょうか?

宅建士しか出来ない業務や宅建士になる為の講習などをご紹介しました。

また宅建試験は範囲が広いので計画を立てて早めに取り組むのがいいと思います。

実務経験が2年以上で試験の合格から1年以内であれば登録実務講習法定講習は受けずに手続だけで済みます。

宅建の他に合わせて関連性のある資格もオススメです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

応援ありがとうございます(^^♪

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この記事を書いた人

田舎の不動産会社で働いています。

日々の中での体験や気づいた事を少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。

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